断捨離は「不要なものを増やすことを断ち、不要なものは捨て、物への執着から離れる」という意味です。
それらの言葉をつなげて「断捨離」という言葉が生まれました。
この断捨離ができるようになると、「物を見る目が養われ、自分にとって本当に必要なものか否かの判断ができるようになる」というメリットがあります。
それにより、「捨ててよかった」という嬉しい結果になる人もいます。
しかし断捨離は、一歩間違えると「捨てて後悔した」という結果にもつながる危険があります。
今回は、断捨離で捨ててよかったもの・後悔したものについて、ご紹介していきたいと思います。
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断捨離の本来の目的
断捨離の本来の目的は、「物を見る目を養う」つまり「自分にとって本当に必要なものを見つめ直す」というのが目的です。
ただ単に物を捨てるということではないのです。
部屋に物があふれて片付けても片付かないのは、本当に自分にとって必要かどうか考えずに買って思い出があったり、またいる時がくるかも知れないという物への執着によって捨てられないという連鎖が原因です。
これを断ち切るには、やはり物を見る目が必要になってきます。
最初の物を買う段階でこの見る目が養われていないと、この連鎖はいつまでも続きます。
この目を養うには、今ある物を見てこれが本当に自分にとって必要か不要かを判断していくしかありません。
この判断ができた時に初めて、物を買う段階で即座に不要と判断した物は買わずに済み、安易に物を増やすことを断つことができます。
では、この判断ができて「捨ててよかった」と巷でよく聞かれるものをピックアップしてみました。
断捨離で「捨ててよかったもの」
・洋服
・商品の段ボール、説明書
・メイク用品
断捨離で捨ててよかったと思うものは他にもたくさんあるのですが、筆者の私が個人的にも断捨離で捨ててよかったと感じたものが上記の3点でした。
1つ1つご紹介させていただきます。
捨てて良かったもの1:洋服
洋服は個人的にも捨ててよかったもののダントツ1位にできるくらいのものです。
大人服、子ども服、メンズ、レディース関係なく家族間で出る着なくなった服って、捨てるとかなりの量が出るものです。
そして、洋服は捨てただけで部屋自体がスッキリするのもこの洋服なのです。
洋服を捨てるときの基準は以下の4つです。
・サイズ ・デザイン ・破損 ・好みの変化
一つ一つ説明します。
・サイズ
サイズは合わなくなったら持っていても意味がありません。「痩せたら着れる」っていう人もいますが、なかなか着れる日が来ないなら潔く捨てましょう。
・デザイン
時代の流れとともに洋服のデザインも変わります。
流行りすたりがあるものは、いつまでも持っていると時代遅れのデザインになってしまうので迷わず捨てましょう。
・破損
シミが付いてしまったり、虫食いで穴が空いたなど、修復できないものは即捨てます。
・好みの変化
買ったときはデザインや色、柄が好きで買ったけど、年齢とともに洋服の好みも変わります。
年齢的に着れなくなるものも出てくるので、こういったものは迷わず捨てていいです。
捨ててよかったもの2:商品の段ボール箱、説明書
・段ボール箱
電化製品やちょっとした家具などを買ったときに出る段ボール箱。
「これってすぐ捨てるでしょ?」と思うのですが、意外と大事に取っている人もいるようです。
かくいう私もそうでした。
理由は「いつか使うときがあるかも」と思うからです。
これ洋服でもなんでもよく聞かれる言葉ですね。
そしてこれもよく使われる言葉ですが、その「いつか」はやって来ません。
こういったものは捨てても後悔することはまずないので、潔く捨てた方が良いと思います。
必要になったら、スーパーで出る廃材の段ボール箱を貰ってくれば良いのですから、捨てても損はないですよね?
・説明書
電化製品などを買ったときに、必ず付いている説明書。
これも使うときは一応見るので捨てませんが、使い出すとすぐ慣れるので意外と見ないで放置してませんか?
そして、いつの間にかどこに置いたか分からなくなるんですよね。
説明書は今はネットでも検索すれば出てくるので、捨てても問題はないと思います。
捨ててよかったもの3:メイク用品
女性ならではのメイク用品。
これも、20~30代の女性に特にたくさん持っている人は多いのではないでしょうか?
こういうのにもやはりデザイン性があるので、「パケ買い」つまり「パッケージが可愛くて思わず買ってしまった」という話はよく聞きます。
持っているメイク用品を一度全部出して並べて見たときに、いつ買ったかも忘れたけどまだ一度も使ってない真っ新なままのメイク用品があれば、それは今後もおそらく使いません。
使い出してもきっとまた使わなくなります。
ホントに気に入って買ったものなら買ったときからなくなるまでずっと使い続けているはずですから、手つかずのままということはそんなに気に入って買った訳ではないということを知りましょう。
断捨離で「捨てて後悔したもの」
・家族や学校などの卒業アルバム
・子供が学校で作った工作
・過去に使っていた手帳や日記帳
断捨離って一度勢いがつくと、ジェットコースター並みにどんどん物を捨てるようになったりすることがあります。
物がなくなると部屋がスッキリしていくので、それを見るのが溜まらなく快感になるのです。
中には確信犯という訳でもありませんが、「ちょっといるかな?」と思う物までどんどん捨てる人までいます。
それで困らなければ問題ありませんが、あとで「あ~、あれ捨てたんだった!なんで捨てちゃったんだー!」と絶望的に落ち込みます。
言うまでもありませんが、ホントに「これはいらない!」とはっきり自分の中で確信が持てる物以外は捨ててはいけません。
・家族や学校などの卒業アルバム
アルバムはやっぱりこれまでの自分の人生の集大成ですからそうそう見返す機会は少ないですが、持っておいて損はないでしょう。
例えば、お父さんが写真が大好きで子供が生まれたころからの写真のアルバムが何十冊とある!という場合、人生の集大成とはいえなかなか置き場所に困ることがあるのも確かですよね。
こういう場合は、今はパソコンなどでも写真を保存しておけるのでパソコンに取り込んでおくといいですね。
何十枚も取り込むのは大変なら下記の比較的安価なサービスもありますので、一度覗いてみてくださいね。
・子供が学校で作った工作
これもアルバム同様、大切なお子さんの思い出ですよね?
これはやはりお子さんと相談して処分してもいいという物は処分して、悩んでいるようならアルバム同様パソコンに取り込んでおいたり、またはお子さんのお部屋に飾るなどしても良いかなと思います。
・過去に使っていた手帳や日記帳
これも見返す機会がない割に、いざ見返してみると思い出がたくさん蘇えるものですね。
新卒の頃から使い始めて、10年、20年と溜め込んでいるという強者もいるようですがこれらの処分方法としては、一度パラパラと見返してみて、個人情報や人に見られて困る情報が書かれているページだけは切り取っておきましょう。
日記帳もその点を注意してサラッとで良いので見返しておきます。
時間は掛かりますが、見ないでは捨てれないでしょうからおすすめです。
捨てて良いもの悪いものの見極め方
断捨離を始めたは良いけど、何を捨てて良くて何を捨ててはいけないか?この判断が難しいものです。
捨てて良いもの悪いものを見極めるには、自分の中でルールを作っておきましょう。
・お手頃価格でも買わない:お手頃価格とか限定品という言葉に強くなりましょう。
・いつか使うかもと思うものを捨てる:いつかはやってこないと思いましょう。
この2つだけでも自分の中でルールにしておくと良いと思います。
断捨離は自分流のルールを作って定期的に
ここまで断捨離で捨ててよかったもの、後悔したものについてお話してきました。
・捨ててよかったもの:洋服・商品の段ボール、説明書・メイク用品
・捨てて後悔したもの:家族や学校などの卒業アルバム・子供が学校で作った工作・過去に使っていた手帳や日記帳
・自分の中でのルール:お手頃価格・限定品でも不要なら買わない・いつか使うかもと思うものは「いつか」は来ないので買わない
上記の情報を参考に、少しずつでも断捨離を実行してみてくださいね。